理解とトキメキの関係 14 知識を組み合わせてもらうための教員の努力


これまでの議論を踏まえると、現在の状況では、新たな知識をよりよく示すことよりも、本来学生が最初に目的にしていた、大学卒業や単位取得知識を組み合わせることをセットにすることが最も近い解決策ということになる。

つまり、基本的な知識を学生諸君に学んでもらい、それらを組み合わせて解決する能力を幅広く科目の合格基準に取り入れることによって、初めて定型的な知識を組み合わせる努力を学生諸君がしてくれる、と考えるのである。

ここで、試験のような、持ち込みができない場所で限られた数の知識の組み合わせを試そうとすると、組み合わせた知識自体を知識として記憶してしまうため、組み合わせをしてくれない。

知識として組み合わせを記憶せず、学生が組み合わせを考えてくれる方法としては、大量の設問を用意しておき、教わった内容について設問でチェックしていくような手法教育手法というのがこれにあたる。

eテスティングという手法で、このような帰結が目指されていた。

しかしながら、ここでもう一つ問題が発生する。知識と知識を結び付けて課題を解くような課題を作る際に、個々の課題を作るには一定の手間がかかった場合には、大量に設問を用意するには教員に大きな負担がかかる。

そうすると、設問数は限られてしまう。そうなると、正解に関する知識を入手する方が正確という体験を多くしている学生としては、組み合わせた知識による正解を組み合わせの努力よりも先に入手したいと考えるのが普通である。

つまり、教員が結構努力をしても知識の組み合わせは行われず、知識の探索が行われるのみとなる。

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