理解とトキメキの関係 10 知識の組み合わせの大切さ
もう一度トキメキに戻ると、大学教育においては、知識自体の発見という点では、供給可能性がとても低くなっている訳である。
大学教育においてはその様な状況でも、言い換えるとインターネットで知識を得られることを前提として、全部を直接の知識として教えたりはしない。知識の量が膨大になり、時間が足りないということもあるが、知識を組み合わせて課題を解く能力を伸ばそうと、教員は努力しているわけである。
インターネットが流通していても、試験を重んじるのは、正解はなくても現場で使わなければならない「知識の組み合わせ」が大量に存在しているからである。人工知能が発達した時代においてもその組み合わせを生成する能力は強く求められる。
そのため、おそらく大学教育においても情報を遮断した場所における課題の設定、即ち試験はなくならないと想定される。
ここまでのことを整理してみると、明治初期の大学と比べ、現在の大学は知識の独自性は失われていると言える、しかしながらその知識の組み合わせによる課題解決は現在もこれからも求められる。
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